岐阜県本巣市の「富有柿」の農園だより

5月の農作業:花の蕾がたくさんつくので、数を限定して、ひとつひとつの果実が小さな柿にならないように、なるべく大きな実に育つように、摘蕾の作業を急ぎます。まごまごしていると蕾が大きくなってしまうから。花の数を制限します。

5月、柿の木は、小さな花をつけます。

この花のひとつひとつが、果物の柿になります。

受粉のために蜂の巣箱をお借りしています。

蜂たちが農薬で傷つかないように、この時期にはお互いに、農薬の散布などをしないことを、申し合わせています。お庭のお花にも、ご近所同士お互いに殺虫剤かけないように細心の注意を払っています。

糸貫農協のブランド管理としては、先代からの柿畑を間伐しながら管理します。
枝の剪定も間伐と同じ思想で、糸貫農協傘下の柿の木は管理しています。つまり、農薬などの使用を最低限に抑えるために、果樹園には空間がいっぱいあるように管理します。余分な木は伐採して、伸びすぎた枝は切り落とし、夏になると枝が伸びて葉が生い茂る中でも隅々まで陽が当たり、風が通り抜けていくようにしています。病気の発生も害虫の発生も日光と風の力で防ぐ、それが糸貫農協からの提案でした。