第34回だらっと憲法カフェ 「思いっきり知りたい治安維持法この100年」2025年11月29日(第5土曜日)10:00−12:30@八事のカフェ【紅茶の時間】

お話いただくのは、岐阜大学名誉教授 近藤真先生。若い人には、昔の話に思えるかもしれませんが、自分の人生に影を落とされた人たちがまだ生きています。

治安維持法は制定から今年で100年、1946年に廃止されてから79年。この法律のもとで暴力が支配する社会が実現した。1945年の敗戦により、暴力で国を支配し、全てを焼いてしまった人々は、滅びたはずだったが、日本を焼け野原にした責任者の1人、A級戦犯の岸信介は生き延び、戦後の首相にまでなった。

憲法学者のある人は、どの国の憲法も調べてみると、その社会の過去の反省から成り立っていると説明された。現在の私たちの憲法「日本国憲法」を読むと、第三章「国民の権利と義務」に述べられている第10条から第40条までの規定、以前はこれらがなかったのだと知る。国民はある日突然不当に逮捕され拘禁され拷問を受けた、それが怖くて誰もが黙っていた、そんな社会であったことの反省に立っている。

暗い話になってほしくないので、暴力の支配を跳ね飛ばす新しい時代の人々は、どのように育っていくのか、希望を語り合いたいと、講師にお願いしています。

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